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外来待ち時間に病気対策講座 瀬戸・陶生病院

2010年5月11日

患者らにAEDの使い方を教える救急隊員(右)=瀬戸市の公立陶生病院で

 公立陶生病院(瀬戸市)で、外来で診療を待つ患者向けに、看護師たちが講座を開いている。長い待ち時間を少しでも楽しく過ごしてもらう狙い。病気 対策などをテーマにしており、分かりやすい内容が好評だ。5月から、外部の機関と連携するなど内容を充実させている。

 同病院の外来待ち時間は、30分から1時間程度。中には、2時間以上待たなければいけないケースもある。こうした患者たちの負担を軽くしようと、 看護師たちが昨年11月ごろ、「外来待ち時間対策プロジェクトチーム」を結成し、今年2月下旬から、総合受付ロビーで講座を始めた。

 看護師らが講師を務め、午前10時から1時間開催。各科の診療状況に合わせており、日程は不定期だ。禁煙や糖尿病、メタボリック症候群などテーマ は多彩。中には講座を目当てに来る人もいるという。

 10日は市消防本部が救急救命法講座を開催。患者ら約30人が、心臓マッサージの仕方や自動体外式除細動器(AED)の使い方を学んだ。同市東松 山町の公務員女性(52)は「病院は患者本人や家族がいて、講座に興味を持ちやすいし、待ち時間を使う発想がいい。説明も分かりやすい」と話した。

 今後は循環器科や眼科、救急外来など各分野からテーマを募り、30の講座を順番に開く方針。また消防本部や警察など外部機関との連携を図る。看護 師長で同プロジェクトチーム代表の松原夏代さん(48)は「待ち時間は特に長く感じるもの。少しでも短く感じてもらえればうれしい。知識の“お土産付き” で、病院から帰っていただきたい」と話した。

 (今村節)